個人投資家の9割が負ける株式投資。800万円を3000万円にした私の方法論をご紹介

 

こんにちは、天仁(@libertenist)です。

一度は株式市場から退場を余儀なくされた私ですが、株から離れて10年以上ぶりにまた戻ってきました。

 参考 株の信用取引で退場した経験を生かす。今はセミリタイアで生きてます

戻ってきた理由は、

  • アベノミクスで株式市場がよくなっていた
  • 「億り人」というワードが出始め、ブログなどで情報も得やすくなっていた
  • ウォーレンバフェットの本を読み、投機と投資に違いを学んだ
  • 給料の貯金がそれなりになっていて当面使わない現金を株にまわせた

といったことでした。

前回退場での反省。これは絶対しない

前回の退場で株の恐ろしさを知ったこともあり、今回は慎重に情報も仕入ながら進めます。そして自分の中に絶対的なルールを決めました。

信用取引は絶対にしない

信用取引で成功している億り人もたくさんいると思いますが、私は信用取引で退場したという強烈な記憶がありこれだけは絶対にしないと決めたのです。

株は安く買って高く売る。この単純なことさえすれば儲かります。

これをさせてくれないのが信用取引です。株価が暴落しても数年後には元値に戻しているのは過去のチャートが教えてくれています。暴落で追証が発生し強制決済される。安いところで無理やり売らされるのが信用取引です。

どれだけお金持ちになっても現物しかしない。これがまず第一の私のルールです。

ウォーレンバフェットから学んだこと

ウォーレンバフェットのことは名前でアメリカの超金持ち程度にしか知らなかったのですが、ある時「オマハの賢人」だというのを何かで見て興味がわきました。

お金持ちにはあまりいい印象を持っていなかったので、なぜ賢人と呼ばれるかに惹かれたのです。

本を読みバフェットさんのすごさにのめり込んでいきました。株に関すること、人生に関すること、金の亡者が巣食うウォール街でなく片田舎に住んでいること、4兆円もの寄付。バフェットさんの本を読み漁り今では私の師匠ともいえる人となっています。

長期投資と集中投資

バフェットさんと言えば長期投資。企業をとことん分析して惚れ込んだ企業の株に集中投資してずっともっている。

それは昔の経験が強烈な記憶になっているそうです。

バフェットさんが人生で最初に買った株は株価38ドル。その後株が27ドルにまで下がってしまったそうです。約30%の下落です。株が下がって辛い思いをしながらもその後株価がなんとか持ち直し40ドルまでになったところで、やれやれと売ったのです。38ドルで買って40ドルで売ったから2ドル儲かったと。

しかしその後、その株は200ドルにまで跳ね上がったそうです。38ドルから約5倍です。

この経験から、バフェットさんは忍耐の重要さを学んだと言われています。

記憶に残るような強烈な経験が投資手法に反映されるんだなとそのエピソードを読んで感じました。私の場合は信用取引はしない。ですが。

バフェットさんに傾倒した私は同じように基本は長期集中投資でやってみようというようになったのです。

グロース株

基本は長期投資で個別の企業を応援するスタイルではあるのですが、バフェットさんのようにバリュー株ではなくグロース株を中心に私は取引しています。

テンバガー

テンバガーということばが一時期流行りましたが、手持ちの資金が数百万という小さな段階ではそれが50%増えても500万円が750万円にしかなりません。

その750万円を4%の利回りで運用しても年間30万円にしかなりません。

これではお小遣いのレベルです。

なので、資産1億にするまでは高配当株投資よりもグロース株で株価が2倍、3倍となる可能性を秘めている成長株の譲渡益を狙った取引の比率を高めています。

高配当株投資や投資信託よりリスクは高いです。グロース株は変動が激しいので、それに慣れるまでは50万円くらいの小さな金額からスタートして体を慣らしていきました。

基本的なスタイルとしては下記3つがベースです。

私の株式投資のスタイル
  • 現物取引
  • 長期投資(途中で売り買い入れるが基本は同一企業を追っていく)
  • グロース株を数社絞って集中投資(多くの銘柄を持たない)

800万円を3000万円に増やした

上の3つのスタイルをベースに、小さな金額からグロース株の変動幅に慣れていきます。

コロナ前はグロース株が伸びている時期もあり、その波に乗って資産を増やすことができました。2021年はバリュー株に流れがきていてグロースは停滞気味なので通年よりは成績は悪いのですが、現在までのところ毎年資産が増えるか、または減っていないのを継続しているので、今の投資スタイルは一定の効果があるのではと思っています。

グロース株は、株価があがるときにはとてつもなく上がるので、その波にどこまで乗っていくのかで大きく譲渡益もかわりました。コロナの前はグロース株は成長期待でドンドン株価があがり、それが四半期決算日まで続くことが多かったです。

決算では、「〇期連続増収増益。今期〇〇パーセントの増益!」のようなIRが出るのですが、決算発表翌日は暴落することが多いですね。決算までに十分織り込まれているんで、いったん材料出尽くしという形です。

私も最初は、「決算で何でこんなに数字がいいのにストップ安なの?」と意味がわかりませんでしたが、一つの企業をずっと追っていくとその株の動きや四半期ごとの数字、プレスリリースなどのニュースもチェックできるので、株の動きの意味を理解しやすくなってくるんです。

なので私の場合は多くても10社程度しか持ちません。だいたい6社か7社かな。それより多いと体の中にその企業の動きが入ってこないんです。その企業と一緒に走るというか、一緒に息をしているような感覚。だからこその株価が急に動き出したときの肌感を持ちやすいのです。

私のグロース株選定方法

①増収増益を連続で出していること。何パーセントの増収増益かはスクリーニングなどで足きりしながら選びます。

②時価総額が大きくないこと。時価総額が大きすぎると株価が2倍3倍になる可能性が少ないからです。

③社長が筆頭株主かどうか。雇われているのと自分がオーナーなのかでその企業を成長させたい意気込みが全く違うと感じるからです。

④社長の考え方などをブログやSNSで見る。個別株の一番怖いところは不祥事などで株価が暴落することです。数字ばかり追い求めている社長の会社は粉飾や無理な貸し付け、労働基準法違反などコンプライアンスに問題があることが多いと思っています。理念をしっかり持ち堅実に長期的な会社の成長を考えている社長の企業であるかはとても重要な要素です。

そんな形でグロース株を持っていて、あるとき決算日に向けて急激にあがっていったとき、決算日の少し前にドカッと売りに出します。そして決算日の翌日に暴落してしばらく低迷します。そのときにまた買い始めます。それがまた決算日に向けて上がっていき。というように市場の調子とグロース株に資金がまわっているときには3か月に1回の決算ごとに大きな波に乗って資金を増やしていけました。

それでうまく800万円を3000万円にまで増やしました。そこで意を決して会社員を辞めて独立の道を歩んだというわけです。

コロナで市場環境もかなり変わったので、今まで勝ってきたパターンでこれからも勝てる保証がありません。常に新しいルールも試行錯誤しながら勝っていけるパターンを作り続けていきたいと考えています。

皆さんの株式投資での勝ちパターンはどんなものでしょうか?是非聞いてみたいです。